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【開催レポート】第2回理研鼎業イノベーションワークショップ
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第2回理研鼎業イノベーションワークショップ
~日本のものづくりの未来を考える~

2022年6月28日、「第2回理研鼎業イノベーションワークショップ ~日本のものづくりの未来を考える~」を開催しました。2月に行われた第1回に引き続き、今回もオンライン開催となりました。

ワークショップでは、参加企業様と理研鼎業のコーディネーターとが、日本のものづくりの未来について日頃感じている課題などの意見を出し合い、身近なところから「ものづくり」の可能性について、活発にディスカッションが行われました。

当日のワークショップの様子をご紹介します。

チーム分け

当日はAチームとBチームに分かれてワークショップを行いました。

それぞれのチームは、参加企業様3名、理研鼎業コーディネーター4名、ファシリテーターとして株式会社JSOL1名の構成です。オンライン開催のため、PowerPointのワークスライドをSharepointを用いて共有しながら進行しました。

いのべ場

ワークショップは、【いのべ場】という手法を用いました。株式会社JSOLが考案したもので、【「型にはまらないアイデア」を「型にはめて考える」】をコンセプトに、ワークショップを通じて、イノベーションを誘発する方法論です。

チームビルディング(10分)

まずは、チーム内で自己紹介を行いました。

各々のカードに「氏名」「所属や仕事内容」「関心のあるテーマ」「自分の強み」などを入力した後、1人1分ずつ発表を行い、お互いへの理解を深め合いました。

日本のものづくりの未来について意見交換(35分)

続いて、日本のものづくりの未来について、意見を出し合いました。

  • 生産・計測
  • 材料・調達
  • デジタル
  • 環境
  • 人材

上記5つのサブテーマに沿って、ものづくりの課題や今後について、思いついた意見を出し合いました。オンラインのワークショップに不慣れな参加者も、この工程を経験することで次第に慣れていき、その後の作業がスムーズになりました。

意見交換では、AチームもBチームも活発に意見が交わされていました。

<Aチーム>

要素分解(テーマ分解)(25分)

続いて、キーワードから頭に浮かんだアイデアを出しました。

この時に大切なのが、「思いついたものはとりあえず出す」ことです。人は一度に2つのことは考えられないので、頭の中にアイデアを残しておくと、別のアイデアが浮かぶのを邪魔してしまいます。そのため、たとえ当たり前のことであったとしても、思い浮かんだことは書き出します。

アイデア検討(25分)

アイデア検討は個人ワークで行いました。

下記のような「Idea Matrix Sample(アイデア・マトリックス・サンプル)」を参考に、縦軸に「課題」、横軸に「ご自身の企業などの強み、特徴」を入れます。そして、強みを使って課題を解決するにはどんな方法があるのか、掛け算によりアイデアを出していきます。

アイデアディスカッション(40分)

個人のアイデア出しができたところで、今度はチームでアイデアを共有しました。1人1アイデアずつ発表を行い、出てきたアイデアをシェアしながら、チームで会話を行いました。

参加者それぞれの立場や経験からのアイデアが発表され、そのアイデアに対しての意見や更なるアイデアが出て、大変盛り上がりました。参加者はものづくりの企業の方が多いので、出てくるアイデアもご自身の企業の課題に近いものや、普段の生活の中から感じたことなどでした。

アイデア例

<Aチーム>

・子育て中の方や食に興味のある参加者から、料理に関するものづくりのアイデア

・中小企業の参加者から、人材不足や教育に関する課題解決のためのアイデア

・ものづくりの視点から技能伝承についてのアイデア

<Bチーム>

・お酒が好きな参加者が多く、コロナ禍で社員同士のコミュニケーションが減ったことからのアイデア

・料理や地産地消に関するアイデア

・技術のデジタル化などのアイデア

どちらのチームも、技術的な話というよりは、自分達の身近にある色々な課題について、「こんなものがあったら」「こんなことができたら」という視点で意見を出し合い、ディスカッションをしていたのが印象的でした。

アイデア整理(35分)

アイデアディスカッションをもとに、チームのアイデアを整理しました。

Aチームはディスカッションに多くの時間を割いた結果、

  • 料理を自動化するロボットのアイデアから
    • 各家庭の味や好みに合わせる仕組み
    • 病気やアレルギーに対応
    • レシピに合わせて、たれや調味料を作る小型ロボット
  • 中小企業で見積もりの労力が負担になっている問題から(利益につながらない場合が多いため)
    • 見積もりのAI化の可能性
    • 暗黙知のデータ化
    • 中小企業同士が技術やノウハウを共有しあえる仕組み作り

などを始め、さまざまなアイデアについて検討が行われました。

Bチームはアイデアディスカッションで話題になった「社内コミュニケーションの重要性」からアイデアを発展させ、お酒の良い飲み方を提案するアプリの検討を行いました。コンテンツ提供者と参加者の双方にメリットがあり、地域活性化にも繋がる、旅先で使える料理とのマリアージュのお勧め情報など、お酒や地産地消をテーマとしたアイデアが反映されています。

全体共有(10分)

最後にAチームBチームのディスカッションの様子を、それぞれ5分ずつ発表しあい、両チームの内容を全体で共有しました。 その後、参加者で懇親会を行い、ワークショップの感想や意見交換などをして、交流を深めました。自己紹介から懇親会まで約5時間の長丁場でしたが、皆さん日頃感じている課題やアイデアを出し合い、また違う分野の方との交流により、多くの刺激を受けた様子でした。